香川県中小企業家同友会

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同友会大学DOYUKAI UNIVERSITY

同友会大学 第29期カリキュラム 2023.8~2024.3

第1講 転換期の日本経済の特質と地域に なくてはならない会社づくりを目指して ― 同友会運動の理念と歴史に学び、香川の未来を切り拓こう ―

開催日
2023/8/9(水)

アベノミクス・異次元金融緩和政策の下で日本経済は輸出が増えない中で大企業の利益は急増し株価は高騰しましたが、中小企業の売上と賃金は低迷したままで、トリクルダウンは生じていません。講義の前半(情勢分析)ではその原因を解明し、後半(同友会型会社づくり)では中小企業が地域社会を支える役割を担うための経営課題を整理します。

講師 : 駒澤大学 名誉教授 / 吉田 敬一

1949(昭和24)年9月9日 大阪市生まれ。同志社大学大学院商学研究科博士課程修了。東洋大学を経て駒澤大学経済学部教授(経済学博士)、2020年3月退職。駒澤大学名誉教授。中同協企業環境研究センター座長(2020年3月まで)。中小企業論・地域経済論専攻。主著『中小企業と地域インキュベータ』『転機に立つ中小企業』など。1977年第1回中小企業研究奨励賞準賞、1994年中小企業研究奨励賞本賞受賞。

第2講 檻の中のライオン 憲法ってなんだろう?

開催日
2023/8/25(金)

日本国憲法は言うまでもなく国の最高法規であり、国のあり方の根幹を規定するものです。「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」の3つを基本原理とし、国民の生活や企業経営にも大きく関わっています。社会が大きく変化しつつある中、あらためて憲法とは何か、どのような内容が定められているのかを理解することは、国民として、また経営者としても大変重要と言えます。憲法の基本を学びます。

講師 : ひろしま市民法律事務所 所長 / 楾 大樹

1975年生まれ。ひろしま市民法律事務所所長・弁護士 憲法本としては異例のベストセラー、今いちばんわかりやすい憲法入門書として話題の『檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし』(中学校公民資料集に大きく掲載)、『けんぽう絵本 おりとライオン』『檻を壊すライオン 時事問題で学ぶ憲法』著者

第3講 憲法とは何か~ 帝国憲法の思想と実際

開催日
2023/10/4(水)

明治政府が大日本帝国憲法を制定した時、諸外国は「このような憲法を運用できるのか」と驚嘆した。実際、帝国憲法はどのような思想で制定、運用され、そして破綻したのか。現在の改憲(護憲)論議が“憲法典論議”に終始しているからこそ、「憲法とは何か」を考える上で、帝国憲法を見直す。

講師 : (一社)救国シンクタンク理事長兼所長 / 倉山 満

憲政史家。(一社)救国シンクタンク理事長兼所長 1973年善通寺市生まれ。生後すぐに徳島県に引っ越したのち、丸亀市で18歳まで過ごす。 中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程単位取得満期退学。 在学中より国士舘大学で日本国憲法などを教える。

第4講 地域社会における デジタルトランスフォーメション

開催日
2023/10/31(火)

近年、AI、IoTなどの新たなデジタル技術は、情報通信技術の高度化やネットワークの整備効果により、これまででは考えられないスピードで進展しています。今後、デジタル技術と大量に流通するデータを活用したサービスが、地域の課題解決、さらには新たな価値の創造につながり、各人の生活にも大きな変化がもたらされることが期待されています。今後、地域社会におけるデジタルトランスフォーメションのあり方について、一緒に考えていきましょう。

講師 : 高松大学・高松短期大学 学長 / 佃 昌道

昭和60年 4月 高松短期大学秘書科 採用 平成 8年10月 学校法人四国高松学園 副理事長(平成20年6月まで) 平成12年 4月 高松大学経営学部 教授(現在に至る) 平成12年 4月 高松大学・高松短期大学 副学長(平成16年3月まで) 平成16年 4月 高松大学・高松短期大学 学長(現在に至る) 平成20年 6月 学校法人四国高松学園 理事長(現在に至る)

第5講 沖縄からみる、コロナショックとこれから ― 観光客1000万人は、回復するのか ―

開催日
2023/11/24(金)

2019年に入域観光客が1000万人を突破した沖縄県。しかしその後、新型コロナの影響で、観光客は7割減。コロナショックの衝撃は沖縄経済に大きな影響を与えた。一方で、沖縄本島北部で進められているテーマパーク建設など、これからの時代を睨んだ新たな動きも徐々に活発化している。観光は回復するのか、そしてこれからの沖縄の可能性について考える。

講師 : 琉球朝日放送 営業局コンテンツビジネス部長 / 実近 良雄

1976年生まれ。香川県高松市出身。早稲田大学人間科学部卒業。フォトジャーナリストを経て、琉球朝日放送株式会社入社。報道制作局報道部記者。公益財団法人沖縄県産業振興公社専門コーディネーター、IT企業マネジャーを経て、現在、琉球朝日放送株式会社営業局コンテンツビジネス部長。

第6講 多重危機から世界を救えるのは農業だけ ― 食料主権と社会連帯そしてアグロエコロジ ―

開催日
2023/12/15(金)

気候危機、生物危機、食料危機などの多重危機が同時進行する世界をその危機から救う方法があります。しかし、「ゲノム編集」や細胞培養などのフードテックは解決どころか危機を加速させてしまいます。食料主権と社会連帯そしてアグロエコロジーに基づく農業こそが解決できる理由を知り、その推進に何が必要か考えます。

講師 : OKシードプロジェクト 事務局長 / 印鑰 智哉

アジア太平洋資料センター(PARC)、ブラジル社会経済分析研究所(IBASE)、Greenpeace、オルター・トレード・ジャパン政策室室長を経て、現在はフリーの立場で世界の食と農の問題を追いつつ、OKシードプロジェクト事務局長。2022年から食からの情報民主化プロジェクトを構想・実行中。 ドキュメンタリー映画『遺伝子組み換えルーレット』(2015年)、ドキュメンタリー映画『種子ーみんなのもの? それとも企業の所有物?』(2018年)いずれも日本語版企画・監訳。共著で『抵抗と創造のアマゾン-持続的な開発と民衆の運動』(現代企画室刊、2017年)で「アグロエコロジーがアマゾンを救う」、『イミダス 現代の視点2021』(集英社2020)で「種子法廃止に続いて「種苗法改定」で、農家に打撃!?」を執筆。その他、『世界』(岩波書店)などで記事を執筆

第7講 ウクライナ戦争から考える ほんとうの食料安全保障 ― 持続可能な農と食への展望 ―

開催日
2024/1/30(火)

ウクライナ戦争が始まってから、食品の値上げが相次いでいます。食料自給率が38%しかない日本は、食品だけでなく肥料、家畜の飼料、種子、燃料等も輸入に頼っており、戦争や災害が起こると食料不足に陥る可能性があります。ほんとうの食料安全保障を実現し、持続可能な農と食への展望を得るには、何が必要なのか考えます。

講師 : 愛知学院大学 教授 / 関根 佳恵

1980年神奈川県生まれ、高知県育ち。2011年京都大学大学院経済学研究科修了。博士(経済学)。専門は農業経済学。国連世界食料安全保障委員会専門家、国連食料農業機関(FAO)客員研究員等をへて、2022年より愛知学院大学経済学部教授。近著:『13歳からの食と農』『家族農業が世界を変える』(全3巻、学校図書館出版賞受賞)(かもがわ出版)、『ほんとうのサステナビリティってなに?』(共著、農文協)、『基本法2.0から3.0へ』(共著、筑波書房)。

第8講 地域住民が中心となる 持続可能な観光とは何か ― 実現に向けた瀬戸内の取り組み ―

開催日
2024/2/19(月)

瀬戸内は産業・文化・自然など、様々な資源が蓄積されています。また、これらの資源は地域に繁栄をもたらし、住民は誇りを持ちながら生活をしてきました。しかし、近年は様々な事情により、地域は衰退しています。今回は、「再び地域が活性化するために必要なものは何か」について考えてみたいと思います。

講師 : せとうち観光専門職短期大学 准教授 / 石床 渉

1969(昭和44)年9月13日生まれ 1988年 公益財団法人神戸 YMCA 入社、ホテル事業部マネージャー 2000年 マレーシア、香港のホテルにて営業部長、料飲部マネージャー 2012年 一般社団法人小豆島観光協会 事務局長 2020年 せとうち観光専門職短期大学 准教授(現在に至る)

第9講 最近の金融経済情勢

開催日
2024/2/29(木)

我が国の景気はどうなっているのでしょうか、また、先行きどうなっていくのでしょうか。そこで、本講義では、我が国の景気の現状と先行きについてお話ししたいと思います。そのうえで、香川県の景気の現状と先行きについて説明するとともに、香川県が直面する中期的な経済課題についても敷衍してみたいと思います。

講師 :日本銀行高松支店 支店長 / 大塚 竜

1974年、東京都生まれ。1997年、東京大学法学部卒業、日本銀行入行。財務省出向、システム情報局日銀ネット構築運行課長、文書局総務課長、総務人事局総務課長を経て、2023年6月より高松支店長。

第10講 今に生きるガンディー思想 ― 非暴力と共生の社会を目指して ―

開催日
2024/3/15(金)

マハートマ・ガンディーは、非暴力を掲げて独立運動を指導し、イギリス人を「友人」としてインドから送り出そうとしました。それと同時に、国内にあったヒンドゥーとムスリムの対立、不可触民への差別的慣習、そして経済的貧困の問題などに取り組み、人々が、様々な垣根を越えて共生する社会を目指しました。彼の思想は、戦争や環境破壊によって混迷を深める21世紀のグローバル社会において、今日なお重要な示唆をもつものと考えます。

講師 : 香川大学 教授 / 石井 一也

早稲田大学政治経済学部卒業(1988年)、京都大学大学院経済学研究科修了(1997年)、博士(経済学)。スタンフォード大学経済学部客員研究員などを経て、現在、香川大学法学部教授。主著に『身の丈の経済論:ガンディー思想とその系譜』法政大学出版局(2014年)。

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