香川県中小企業家同友会

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同友会大学DOYUKAI UNIVERSITY

同友会大学 第28期カリキュラム 2022.8~2023.2

第1講 理想社会に向けて リードする勇気ある人々 ~世界82カ国の取材から

開催日
2022/8/29(月)

チェコのビロード革命のさいに30万人を前に歌った不屈の女性歌手、9・11テロのさいにたった一人だけ大統領に同調しなかった女性議員、ベトナム戦争の終結のさいに同僚が米国に逃げる中、たった一人ベトナムに残り、後のドイモイ政策を策定した南ベトナム政府の副首相ら、目先の時代の動きに抗いつつ自分が信じる道を貫いた人々について話そうと思います。もう一つは価値観の違いについて。ルーマニアで出会った流浪のロマ民族の「トウモロコシ泥棒」や、ブラジルのカーニバルは乱痴気騒ぎではなく一大デモンストレーションだと知ったこと、アルゼンチンの巨大なステーキをほおばる市民の債務意識などです。

講師 : 国際ジャーナリスト / 伊藤 千尋

1949年、山口県生まれ、東大法学部卒。74年、朝日新聞に入社し長崎支局、東京本社外報部など経てサンパウロ支局長(中南米特派員)、バルセロナ支局長(欧州特派員)、ロサンゼルス支局長(米州特派員)を歴任。2014年退職し現在はフリーの国際ジャーナリスト。NGO「コスタリカ平和の会」共同代表。「九条の会」世話人。これまで世界82カ国を現地で取材した。主著に『非戦の誓い~「憲法9条の碑」を歩く』(あけび書房)、『連帯の時代-コロナ禍と格差社会からの再生』『9条を活かす日本~ 15%が社会を変える』『凛とした小国』『心の歌よ!Ⅰ~Ⅲ』(以上、新日本出版社)、『世界を変えた勇気―自由と抵抗51の物語』(あおぞら書房)、『13歳からのジャーナリスト~社会正義を求め世界を駆ける』(かもがわ出版)、『反米大陸』(集英社新書)、『燃える中南米』(岩波新書)など。

第2講 「いのち」を生きる時を大切に 健やかな生涯発達

開催日
2022/9/16(金)

「生老病死」という自然現象において「いのちを生きる」とは? 助産学や生涯発達学の視点から一緒に考えてみたいと思います。人のいのちは一個の受精卵から始まります。この受精卵で生き残るミトコンドリアはすべて母親由来です。何故でしょう? 第一に生命の神秘的なしくみやいのちの尊厳、第二に乳幼児期から思春期、老年期へと生涯に起こる色々な変化、第三に喜怒哀楽に関係するホルモン分泌の不思議なしくみについて経験知と理論知を絡めながらお話いたします。人生をproduce(産出、生産)する健やかな生涯発達についてほんの少しのヒントをお伝えできればとても嬉しく思います。

講師 : 関西看護医療大学大学院教授・香川県立保健医療大学名誉教授 / 松村 惠子

関西看護医療大学大学院 教授、香川県立保健医療大学 名誉教授。高知県で生まれて大阪で学んでいた20歳の時、ある教授が「教えるということ」について話された内容で進路が動機づけられ、大学病院での助産師業務経験後、26歳で憧れの看護教員になりました。その後、29歳で東京に移り専門学校の専任教員を経て、34歳から聖母女子短期大学で講師~助教授、42歳から埼玉県立大学で助教授、45歳から香川県立保健医療大学で教授、2022年3月定年退職後、4月から関西看護医療大学大学院教授、看護教員41年目です。

第3講 2020年代における企業経営の心構え

開催日
2022/11/9(水)

人口減少、デジタル化、脱炭素化が日本の経済・社会に与える影響を説明したうえで、中小企業の経営者はどのような心構えでこれから事業を進めていけばいいのか、お話します。

講師 : アセットベストパートナーズ株式会社 経営アドバイザー・経済アナリスト / 中原 圭介

経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。「総合科学研究機構」の特任研究員、「ファイナンシャルアカデミー」の講師も兼ねる。大手企業・金融機関・シンクタンクへの助言・提案を行う傍ら、講演会・セミナーなどで経営教育・経済金融教育の普及に努めている。マネー現代で『経済ニュースの正しい読み方』、ヤフーで『経済の視点から日本の将来を考える』を好評連載中。主な著書に『日本の国難』(講談社)、『AI×人口減少』(東洋経済新報社)など。

第4講 障害があるとはどういうことだろうか

開催日
2022/11/25(金)

障害があるということがどのようなことなのかを参加者と考えます。
誰もが生きよい社会とは
社員が幸せを感じる会社とは
生まれてきてよかったと思える社会とは

講師 : 香川大学教育学部教授・教育学部附属坂出小学校校長・附属幼稚園園長 言語聴覚士 公認心理師 / 坂井 聡

香川大学教育学部教授、バリアフリー支援室室長、教育学部附属坂出小学校校長、附属幼稚園園長。言語聴覚士。公認心理師。日々子どもたちと関わりながら問題点について考えることを実践している現場をよく知る研究者。課題解決のために、企業と連携した研究を進めている。ソフトバンクとアシストガイドを使った支援を継続中。はなはな*みかんとみるみるカードという教材を作っている。アシストガイドはグッドデザイン賞、キッズデザイン賞、IAUD国際デザインアワード銅賞を受賞した。代表的な著書としてコミュニケーションのトリセツ(エンパワメント研究所)がある。

第5講 気候変動とデジタル社会のゆくえ

開催日
2022/12/21(水)

気候変動による影響を少しでも緩和するため、脱炭素、カーボンニュートラルの必要性が世界中で叫ばれています。一方で、現状の各国の目標を全て達成したとしても、世界の気温は今世紀末までに2.4℃上昇する見通しが立てられており、世界中で温暖化による災害がますます増加すると言われています。地球の気温上昇が続く中、人々はより多くの時間をデジタル 空間で過ごすことが予想されます。今後気候がこれまでと全く様変わりしていく中で、社会はどのように変化していくのか一緒に考えていきましょう。

講師 : ITエンジニア / 野中 康生

1993年生まれ。香川県さぬき市出身。大手ITベンダー、Web系ベンチャーなどで複数の現場を経験した後、新型コロナウイルスの流行をきっかけに香川県にUターンし、現在フリーランスのITエンジニア。市民活動にも積極的に参画し、国際環境NGO 350 Japan中四国ネットワークのクルー、種子を守る会香川の役員として、それぞれ気候変動問題解決や持続可能な農業推進などの活動に携わってる。

第6講 憲法と雇用 ~男女雇用機会均等法・セクハラ問題など

開催日
2023/2/2(木)

憲法の観点から経済活動や雇用に関する問題をピックアップし、とくに雇用の平等について、男女雇用機会均等法やポジティヴ・アクション、セクハラ・パワハラ・マタハラ問題等について、判例などを参考に検討します。

講師 : 東北大学名誉教授・弁護士 / 辻村 みよ子

東京生まれ、広島育ち、一橋大学・同大学院博士課程、成城大学法学部専任講師・助教授・教授、パリ第二大学比較法研究所招聘教授、東北大学法学研究科教授、グローバルCOE拠点リーダー、明治大学法科大学院教授、一橋大学講師を経て、現在弁護士(東京弁護士会所属)、朝日カルチャーセンター「朝カルオンライン」(第1土曜10時半― 12時)「憲法とジェンダー」開講
https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/b953257c-f440-8cc3-06fd-625a46d1289a
最近の著作に、辻村みよ子『憲法(第7版)』日本評論社(2021年)、辻村『比較憲法(第3版)岩波書店(2018年)、同『比較のなかの改憲論』岩波新書(2020年)、辻村他『概説ジェンダーと人権』信山社(2021年9月刊)、辻村著作集第4巻『憲法とジェンダー法学』信山社(2022年1月刊)、同第5巻『家族と憲法』(2022年7月予定)など。

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