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野球で学ぶ縦社会と、ままごとで学ぶ横社会

2018年10月04日

事務局久保です。

今年は本当に台風の上陸が多いですね。

楽しみにしている息子の運動会の動向が気になる毎日です。

さて、先日女性委員会の例会で「伝わる伝え方」をテーマに学びあいました。

今回招いた講師からは、彼女が提唱する「母性型経営」の話題から、男女の違いについてがメインに話されました。経営者としての具体的な事例はあまりお聞きすることが出来ませんでしたが、男女の脳の違い、縦型社会と横型社会得意分野の違いなどを伺うことで、家庭や子育てにはとても役に立つな~と感じました。

ちょうど、9月に東京で参加した会合でも同じような話題がでて、『会社のルール~男は「野球」で、女は「ままごと」で仕事のオキテを学んだ~』(パット・ハイム、スーザン・K・ゴラント著/ディスカヴァー21 2008年)という本が例として紹介されたのを思い出しました。この本はアメリカでコンサルティング会社を経営する女性が、男性と女性の仕事に対する姿勢がどのように異なっているかについてまとめたものだそうです。まだ私はこの本を読んではいないのですが、ふと自分の子供世代に目を向けてみました。私も息子をもって初めて知りましたが、3歳くらいまでの子供は、男女問わずままごとって好きなんですよね。いろんなおもちゃが置いてある遊び場に行っても、ままごとコーナーは、どこにいつ行っても用具の取り合いが始まるほど男女共に人気です。でも成長とともにだんだん、男子は男子らしい、女子は女子らしい遊びに変化していきます。

最近では日本でも、男女や兄弟の上下の「らしさ」よりも、「個々の個性」を大切にしようという風潮になってきていますから、昔ほど周りの大人からの押し付けはないのかもしれませんが、今でも普通に、「男の子でもままごとするんだね」といわれるということは、やはりそれが女子の遊びだと大半の大人が認識しているということ。たとえ、10代、20代の人でも・・・もちろん私も例外ではありませんでした。成長と共に子供がそれぞれの性別らしいものを自然と選んで行く部分ももちろんありますが、親に限らず、周囲の大人や教育現場でそういう環境を創っている場面もまだまだ多くあるのだろうな、と感じさせられました。(良し悪しは一概には言えませんが)

 

ちなみに、冒頭に挙げた書籍の結論は、「会社のルール=男たちのルールなのだから、女性も会社で働こうと思うなら『野球』に対応しなくてはいけない」というものだそうです。まさに、今の日本の仕事を取り巻く環境といえ、「男性化した女性」が多く社会で認められているという現実が納得できます。

でも、これからの時代は、女性が無理に男性化したり、逆に男性が無理に女性化したりする必要なく、両方の感覚を身に付けたうえで、あらゆる場面において、今は「野球」的献身が求められているのか、「ままごと」的親和が求められているのか。その時々に応じた振る舞いができるようになれば、もっともっと皆が働きやすい日本の社会になっていくではないかな、と感じると共に、できるだけ押し付けのない子育てを心掛けないとな、と考えさせられました。

 

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