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真の常識とは!?

2015年07月09日

事務局 久保です。

皆様、「授乳服」ってご存知ですか男性にはあまり関係ないように感じるかもしれませんが、女性が外出先でも公共交通機関の中でも肌を見せることなく赤ちゃんに授乳をできるという乳児を持つ母にやさしい服です

先月、同友会で毎年開催している全国から(主に)女性経営者が集まり勉強をする会があり、私は恥ずかしながらそこで知ることになりました。授乳服を販売している(株)モーハウスの光畑 由佳氏という方が講師としてお話しされたのですが、目からうろこだけどよくよく考えたらそうだよね~という話題であっという間に講演時間が過ぎ去っていきました

ご自身が生後1か月の娘と電車に乗った際、泣き止まず、注目の的の中やむなく授乳した経験から、「ツールで負担が軽減できないものか?」と考え、授乳服を製作。販売開始当初は「母親は我慢するもの」という固定概念が抜けず、製品の良さは理解してもらえているのに全く売れない日々が続いたそうです。そこで、苦肉の策として「授乳ショー」のイベントからスタートすることに。母親が外で授乳する姿に見慣れていないため、見に来た人を巻き込み、体験してもらい、夫や親世代の理解を得られる形で進めていくことで、徐々に広まってきたとのこと。自社では社員の90%が幼い子育て中の母親で、事務職でもサービス業(ショップ定員)でも子連れ出勤可という取り組みもされており、メディアにも多く取り上げられています。

そんな彼女の発想の原点は幼少期に過ごした地元の商店街。商店街中で商店を営んでいた両親の影響で、自分が商店街の皆で育てられたとおっしゃいます。商店街では赤ちゃんをおんぶして仕事をする女性の姿は当たり前で、自分もお客さんを含め近くの商店主等にもかわいがられて育ったので、「女性の働く姿しか見なかった」そうです。今の日本では子育てと仕事を分けて考えないといけない環境になっているから女性の活躍が先進国一遅れている、もっとシンプルに、社会と育児のミックス「ワークライフミックス」を追求していけばよいのではないかと光畑さんからは提起されました。

みなさん、どう思いますか?私も幼少期、商店街の近くで育ったため商店主には色々可愛がってもらったり、怒られたりしていました。確かに、赤ちゃんをおんぶしていたり店の奥で赤ちゃんの泣き声が聞こえたりするのは日常茶飯事だったように思い出します。香川同友会の女性委員会(女性経営者の集まり)では勉強会への子連れ参加が何度もありました。が、他の勉強会や通常業務では子連れ参加(出勤)の前例はありません。今後同友会も含めて様々な企業で、「ワークライフミックス」が広まっていくといいなぁと願うばかりです。

こんな、自分では思ってもみないテーマの学びを得られるのも同友会の良さです。

香川の中小企業の皆さん、是非共に学び共に会社を良くし、地域を盛り上げていきませんか?

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