香川同友会の夏といえば、「かがわ里海大学」です。

今年は西の方での開催だったため、「父母ヶ浜」での清掃活動にも参加していだだきました。早朝６時からの清掃では、一番暑い時期にも関わらず県内外から総勢９６名の有志が集まっていたとのこと。同友会からの参加者もその中に交じり、およそ１時間ごみを拾いました。世界的にも注目されるようになった原点の活動を体験したことで、それぞれの地域課題に取り組むヒントを得たかもしれません。

涼しい場所に移動し、かがわ里海ガイド＆ファシリテータの皆さまから「海ごみ」について詳しく教えていただきました。世界の海に存在する海ごみの量も想像を絶するものでしたが、海洋生物に絡みついたり体内から摘出された海ごみの写真に強い衝撃をうけました。

ひとりひとりがほんの軽い気持ちで捨てたごみが海洋資源に大きな影響を及ぼし、いつか巡り巡って自分に跳ね返ってくる恐ろしさを覚えました。

夏休み時期でもあり、小学生、中学生、高校生も参加され、今回の体験についての感想も聴かせていただきました。みなさんの想いや意思を語る凛とした姿はとてもまぶしく、香川の未来はきっとよくなると密かに希望を感じました。

地域課題について自分自身が取り組めることを新しく見つけたり、お子様にとっては夏休みの宿題や自由研究などにも活かせる企画です。来年の夏、みなさまのご参加をお待ちしております。

■「里海」とは
　適切な人手を加えることで生産性と生物多様性が高くなった沿岸地域。きれいで、豊かで、賑わいのある沿岸地域。