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【再投稿】第47回中小企業問題全国研究集会in鹿児島【出席者感想文】

【再投稿】

去る2017年2月16日(木)~17日(金)に、鹿児島市の城山観光ホテルにて、中小企業家同友会全国協議会(中同協)主催の第47回中小企業問題全国研究集会in鹿児島が盛大に開催されました。

香川同友会から出席された方の感想文を掲載いたします。

ご一読いただきご活用ください。

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<再び知覧特攻基地跡を訪ねて。 武力や戦争では人の命は守れない>

高松第6支部 有限会社アイサービス 上野準一

13分科会「命を大切にする社会こそ真の平和につながる」~命を賭して日本の将来を託した若者に私たちは応えているのか~に参加しました。

知覧特攻平和記念館は2度目で、15年前、鹿児島青全交に参加した後プライベートで知覧と鹿屋基地を訪問しました。15年前には二十歳前後の若者が「国のために死んでいく」遺書を見て、かわいそうにとの思いで涙を堪えることができませんでした。

生きることが否定された時代

今回の分科会では少し受け止め方が違ってきました。当時隊員たちの家族との別れの場所になった「冨屋食堂」を訪ね、おかみさん鳥濱トメさんの孫の鳥濱明久氏から特攻隊員たちの死に行く前の赤裸々な声を聴きました。特攻平和記念館に展示されている遺書は「国を守るため家族を守るために行きます」と書かれていますが当時軍の検閲を受けたもので、彼らの本心は死にたくなかったのが本音だったそうです。

この時代大日本帝国憲法のもとに天皇が神格化され日本国民は「教育勅語」や「軍人勅諭」によって「臣民」として天皇を守るために命を捨てることも厭わないことが最大の美徳とし徹底して叩き込まれていました。このような時代背景では「生きる」ことすら選択肢として存在しなかったのです。

もっと早く敗戦処理ができなかったのか

特攻が盛んになった1945年3月以後日本全国でほとんどの地方都市まで絨毯爆撃され、終戦(1945年8月15日)までの期間で百万人以上のの犠牲者を出しました。1945年2月ころまでに敗戦処理をすればこの後の100万人を超える人たちの命が助かったのです。その多くの犠牲者は民間人で子供が多く含まれていたことは想像するに難くないことです。

政府や軍幹部はなぜもっと早く敗戦処理ができなかったのでしょうか。「教育勅語」や「軍人勅諭」が徹底的に教育された日本では、軍の幹部、政府の幹部でさえ自由に発言することさえ許されなかったのだと思います。戦争に批判的な発言や行動は「国賊」として厳しく取り締まられて、自由主義者でさえ捕らえられて拷問、惨殺された時代背景が国を自滅へばく進させたと思います。

このように日本は「国を守る(=天皇制を守る)」ために軍民合わせて300万人以上の人の命を犠牲にしました。これでは「国」(=国民)を守ったとは言えないと思いました。無謀な戦争であったといわざるを得ません。

私たち同友会が考え方の基本としている「生きる」「暮らしを守る」「人間らしく生きる」の人間として根源的要求の中で最も大切にされるべき「生きる」ことが否定された歴史をしっかりと認識して二度と繰り返さないようにすることが私たちの使命だと確信しました。

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<中小企業問題全国研究集会in鹿児島での学び>

高松第6支部  三有研器株式会社 有岡康介

今回の鹿児島での2日間は私にとって、縮小する市場の中で、どのように生き残り、更に発展するかということを強く考えさせられる時間となりました。

私の学んだことは、自社だけでなく業界全体のことを考え、業界の問題を解決することで新たな価値が加わり、市場創出につながるということでした。そのために経営者として常に広い視野を持ち、物事をとらえることとそれを実現するための仲間を創ることの重要性でした。

「経営課題の解決が自社の発展につながる」ということを実践されている全国の経営者に出会え多くの刺激を受けました。

また鹿児島の地で歴史に目を向けそこから進んでいくことを考えられたのは非常にいい時間を得られました。

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<第47回中小企業問題全国研究集会in鹿児島 報告書>

中讃第2支部 株式会社竹内農場 取締役 竹内一之

 昨年8月に同友会に入会させていただき、初めて全研に参加させていただきました。

私は、第6分科会「衰退する業界でいかに活路を見出していくか」にて参加し、たくさんの刺激を頂きました。

記念講演も含めた感想になりますが、報告者の方は「夢」「目標」をしっかり持ち、皆に常に発信続けている。また、「夢」は自分の目指すところであり、視点を変えれば消費者ニーズにもしっかり合致しているもので、社会全体とのwin-winの関係を見事に作り上げていました。

自社の経営についてもお客様の利益に繋がるのシンプルな考え方を常に持ち、従業員の方にしっかり夢を語っていきたいと思います。また、「夢」に繋がるリスクをより減らせるように、全研のような機会があれば今後も参加し続けたいと思いました。

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<第47回中小企業問題全国研究集会in鹿児島>

高松第4支部  株式会社三好製作所 三好幸司

昨年、香川で開催された全研から早一年が経ちました。

私は第3分科会の山口同友会の吉川日生氏の報告を聞かせていただきました。「新たな仕事づくりで付加価値を高める」というテーマに基づいた報告でした。

 自動車リサイクル業を通して開発したシステムを、自社活用にとどまらず他社への販売まで行うところまで行っているというのは、素晴らしいと思います。弊社でもシステム開発を行っていることもあり、他社でも使えるようにする汎用的システムの開発の難しさは、誰よりも痛感しているところです。

 グループ討論テーマは「自社とあなたの武器を経営にどう活かしますか。」で行われました。各社、自社の強み・経営資源について理解してる方が多かったです。いろいろ話しているうちに、それぞれの会社の現状も見えてきて有意義なグループ討論でした。最終的に、次の一手はどうするということで、今後なくなっていく仕事が増えてくることも予想されることから、定期的に自社を見直し社会の変化に応じて、次の一手を先に先にやっていくことが大切であるという話となりました。

 また記念講演では、窪田織物の窪田 茂氏の報告でした。大島紬という伝統産業にありながら、常に革新し続けることで、業界No1であり続けている。常に動いていることが、最も安定しているということのお手本ともいえる会社でした。伝統もないような自社はなおさら常に変化を恐れず、挑戦し続けていかないと、あっという間に時代に取り残されるということを肝に銘じたところです。

 大会終了後、知覧にまで足を延ばしました。知覧は特攻兵の出撃地として有名です。特攻隊員の思いをつづった手書きを読むことで、改めて今の平和のありがたさを感じました。