平成15年度 社員共育塾「第1回開催内容」
 『経営者と社員のものさしをどうあわしていくか』
〜プラス思考で真の会社づくりに挑戦〜

 氏 日本ユー・エス・アール(株) 代表取締役

 平成15年5月22日(木)香川産業頭脳化センタービル2F一般研修室において、社員教育委員会主催の第1回社員共育塾が参加者27名にて開催されました。第1部基調報告は、「経営者と社員のものさしをどうあわせていくか」〜プラス思考で真の会社づくりに挑戦〜と題して、日本ユー・エス・アール(株)代表取締役 宮武氏からご報告して頂きました。

1) サラリーマンから会社創業への道のり(管理者の資質にあきらめ)
コンピューター業界でサラリーマンとして活躍するが管理者、上司の管理指導の矛盾や派閥がいやになり同僚4人で現在の日本ユー・エス・アールを設立することになった。一番辛かったことは、管理者として人の悪口を言って社員への信頼感や期待を失うことでした。そんな経験をしていますので、今の会社では和気あいあいとした雰囲気をもった会社づくりに取り組んでおります。

2)あわや倒産寸前で得たもの学んだもの(経営者として必要なもの)
経営の経理を任していた管理者により倒産寸前に追いやられることとなる。やむなく、現在の綾上町に会社を引越することになる。取引先の暖かい、また厳しい指導と支援により未熟な自分に真の経営とは何かを教えて頂きました。厳しい数値の経営、経営手法論を二人の経営者から厳しく指導を受けたことが今では、大変ありがたく思っています。経営に対する原価意識と、無駄とは何かを学び、その時の学びを実践経営で会社に取り入れ経営を立直してまいりました。

3)真の会社づくりに挑戦(マイナスをプラス思考にする発想の転換)
当時、コンピューター業界では異色かもしれないが、会社が大自然に囲まれた田舎にある事を最大の武器としてに取引先などに多いにPR。自然環境の豊かな中で人を大切にし、常に前向きなプラス思考に発想する会社作りを実行してきました。

4)サービス(アフターサービス)のはきちがえ
経営者側のサービスと現場社員のサービスを社内のマニュアル化にするために作業完了報告書を作成し自社のサービス向上の為に活用している。無償、有償のサービスかが明確となり、経営者と社員のアフターサービスの尺度となっている。これによりアフターサービス業務がスムーズに運ぶようになりました。

5)電話の向こうには何がある(すべての社員が営業マン)
営業は、営業課だけの仕事ではありません。スタッフ全員が営業マンであることをいつも社内で話し合っています。弊社では“一声サービス”を実践している。営業の担当者ではないが“一声サービス”でお客様に間接的な営業サービスを実践しています。取引先からは、なかなか好評であるとの声を頂いております。電話の応対であっても営業の一つであるという自覚をもつことが大切なのであります。以上が第1部‐基調報告の内容でした。

第2部 グループ討論では、「経営者と社員のものさしをどうあわせていくか」という問題提起にて、5つのグループに分かれて真剣にグループ討論がなされました。

第3部 企業別懇談会では、参加企業ごとに集まり、第1、2部で学んだことについて意見交換するなど、参加しての感想を経営者の方を交えて今回の学びの論点を振返りました。参加者した社員は、日頃自社では味わえない雰囲気と意見交換の場を十分に体感し、有意義な時間を過ごせたかと思われます。

 本年度より社員教育委員会主催の社員共育塾を5月から翌年3月まで間で合計7回実施いたします。社員、幹部社員、経営者が共に学び、共に育ち共有の価値観を身につけると共に、実践する中で自立した人財の育成を目的に開校いたしました。5回以上の受講者(レポート提出)には、修了書を授与いたします。次回は、7月16日(水)です。是非とも多数の方々のご参加を心からお待ちしております。報告/(株)ポストアドネットワーク 藤井 賢―


平成15年度 社員共育塾「第2回開催内容」
 『企業にとって要る社員・要らない社員』
〜人生とは、仕事とは何ぞや〜


永原嘉矩 氏 (株)KG情報(人材センター香川) 所長

 平成15年7月18日(金)社員教育委員会主催、第2回社員共育塾が一般研修室において参加者25名にて開催されました。報告者ある(株)KG情報(人材センター香川)/所長 永原嘉矩氏から第1部基調報告『企業にとって要る社員要らない社員』〜人生とは、仕事とは何ぞや〜といったちょっと気になるタイトル、内容の報告でした。

 学生時代のアルバイトを通じて学んだ事では、東京にいた大学時代にアルバイトで稼いで親に仕送りしている友人がいて私自身非常に刺激となり、また励みになった経験をお話頂きました。人がいやがる仕事をすればお金になる時代とは、俗に言う3Kの仕事をする時代でした。生活をしていく為にがむしゃらに働いていた学生時代は、皆とても貧乏でした。いまだにその当時の仲間とは東京で再会し、昔の苦労話(当時の話題)に花を咲かせています。失敗も色々と経験し、親に頼らず自分の事は自分自身で何とかしていた時代を今でも懐かしく思うと共に、生き甲斐の宝になっている。

 中小企業における労働慣行の変化については、現在大手企業は本業回帰をし、中小企業は本業で継続していること事体立派であると感じている。仕事の中で、生きがい働き甲斐をどう見出すかについては、考え方一つで働く事が生き甲斐にもなったり成らなかったりする。自分の足下をよく見る素直さが必要であり、大切である。企業にとって要る社員要らない社員とは(経営者が必要とする社員像)要る社員要らない社員は紙一重だと思います。会社にとって職業的能力があるかないか企業の働くニーズに一致しなければならないと思う。それ為には、お互いが十二分に理解し合う事が大事である。

 また、経営者が社員に対してビジョンを語り合う事も大事なことである。一番安心できるのは、社員も社長もお互い同士が心から解りあえることが一番だと考えます。社員も社長もお互いが信頼し、自分の仕事を責任を持って実行していく事です。要らない社員とは、指示待ちの社員である。中小企業も、勿論大手企業もそれはハッキリとしている。これからの時代は、指示待ちの人間は、生きていけないものであり、会社に社会に必要な人間になるには自分の能力を一度棚卸してみることが大切だと思われます。社員として、この機会に経営者の高い期待に応えているかどうか反省してみてはいかがでしょうか?感性の高い人間になって欲しいものです。

 永原氏の基調報告終了後は、第2部グループ討論、第3部企業別懇談会とまた各テーブルでは活発な意見討論がなされました。予定時間を遥かにオーバーして終了しました第2回社員共育塾、参加者の皆様お疲れ様でした。第3回も是非ともご期待下さい。(株)ポストアドネットワーク/藤井賢一



平成15年度 社員共育塾「第3回開催内容」
『人生の樹をイメージして自己実現を図る』
〜人生の経営理念をもとに幸せのトータルバランスを考える〜


十河 昌展 氏 (株)電工社エンジニアリング 代表取締役

 平成15年9月25日(木)香川産業頭脳化センタービル2F(一般研修室)にておいて、第3回社員共育塾(第1部基調報告、第2部グループ討論、第3部企業別懇談会)が、参加者38名にて開催されました。
 今回の基調報告は、(株)電工社エンジニアリング/代表取締役 十河昌展氏から「人性の樹」をイメージして自己実現を図る〜人生の経営理念をもとに幸せのトータルバランスを考える〜と題してお話して頂きました。

1)サラリーマンから会社創業への道のり
私が3歳のとき42歳であった父親を亡くしました。その後、建設業を営んでいた父親の弟子宅に預けられ幼少期からいつかは、建設業を復活させるという思いがありました。そして16歳で建設業の道を歩むことになりました。19歳で名古屋の明光設備に入社社長からお客様に常に平等に接する事、技術を最高に活かしてお客様の安心を差し上げる事が大事だよと教えられました。この時期のより多くの経験が、現在私の仕事に対する考え方、商品に対する考え方、お客様に対する考え方の基礎となりました。その後、25歳で結婚し27歳の時には、金なし、物なし状態で電工社ソゴウを創業させました。当時を振返ると、ただがむしゃらに早朝から深夜まで、家族や社員の事を考えることなく馬車馬の如く働き社員や家族に迷惑をかけながら仕事を続け苦しい時期でもありました。
 
2)自然の法則を考える(78:22の法則)
宇宙の法則(78:22の法則)空気の成分が、窒素78対酸素等が22の割合になっていることは良く知られています。人間の体も水分が78、その他の物質が22の割合で出来ているのです。この法則の上にユダヤ商法が成り立っている。儲けの法則も78:22である。と言ことを私は人生の中でも大切にしています。
 
3)「人生計画」(8分野)の実現のために
人生の樹をイメージして人生の計画を設計していくことの大切さ、人生の幹には健康、家庭、仕事、教育、趣味、財形、人脈、精神の枝をイメージして人生の主題やライフワークの大事な幹に仕事を位置づけてバランスよく形成されるように努力されることが大切です。人生の幸福もトータルバランスが重要であると思います。
 
 今回の報告では、十河氏の経営者としての波瀾万丈の人生経験が話しの節々に表現され参加者には、大きな感動を与える社員共育塾の基調報告となりました。まだ、社員教育委員会主催の社員共育塾へご参加された事のない方、是非ともスポットにてご参加ください。お待ちしております。報告/(株)ポストアドネットワーク 藤井 賢―

平成15年度 社員共育塾「第4回開催内容」
「なくてはならない存在をめざして、社員も、会社も!」
〜 社員自ら作るキャリアプランで成長をサポート〜


谷渕 陽子
 氏 (有)ウエルネット 代表取締役

 平成15年10月24日(金)香川産業頭脳化センタービル2F(一般研修室)において第4回社員教育塾(第1部基調報告、第2部グループ討論、第3部企業別懇談会)が参加者27名にて開催されました。今回の基調報告は(有)ウエルネット/代表取締役 谷渕陽子氏から『なくてはならない存在を目指して私も、社員も、会社!!』〜社員自ら作るキャリアプランで成長をサポート〜と題してお話をいただきました。
 
1)コンプレックスとの闘いから起業までの道のり
 私は高校生の時、将来は建築家になることが夢だった。そのため大学進学を目指していたのだが、突然の家庭の事情により、進学への道は閉ざされ就職という自らは望まない道を選択せざるをえなかった。就職先は決して自分のやりたいことではなく、こんなはずではなかったという自分のコンプレックスに常にさいなまれる毎日だった。
そんな中出会ったのが、コンピューターだった。当時は、PCもまだ普及し始める前で一般的ではなかったが、私はこのPCの面白さに取り付かれ、時間の立つのも忘れてしまうほどPCに夢中になった。まさに、これが私の人生を変えてしまう出会いだった。
 皮肉なことに、PCに夢中になればなるほど、充実してきた反面、私の中には、何のために自分は生きているのか?1度しかない人生をこのままでいいのか!という思いが、募ってきた。そしてこれを機に16年間勤めた会社を退職した。そして早速、やりたかったPC関係の仕事ができる!という思いで、職場を探したが、結局PC関係の会社からは、実務経験も何もない人間の採用は、不可能であるということを告げられる。そこで考えたのが大学で、勉強しなおすという選択肢だった。もう一度基礎からPCを勉強して資格も取得すれば就職できるはずだ。という勝手な思い込みで2年間迷わず短大学で勉強した。2年後、ようやく資格を手に入れて就職活動するのだが、現実は厳しく企業からは評価してもらえず、最終手段として、頂けるだけの給料でいいので仕事をさせてください。という形でようやく会社に入ることができた。これがきっかけとなり大学や専門学校にPCの講師としても活動するようになった。こうして業界で仕事をしているうちに、何か物足りない。これでいいのか。という思いがまた募り起業に踏み切った。
 
2)現実の厳しさと私の時代が来るまで
 平成8年起業に際して、私が目指したのがユースウエアと呼ばれる第3のソフトの普及だった。しかし、当時PCはまだまだ高く、PCを購入すればPCの使い方からソフトの使い方までメーカーや販売店舗が無償でするのが通例で、とてもユースウエアというサービスが受け入れられる背景ではなかった。
 転機になったのが、2000年PCの価格が10万円を切ったことだ。これにより、ユースウエアは有償である。という認識がようやく社会に受け入れられるようになった。
 
 2001年国のIT推進の施策が始まり、それを受託することで、その1年間は365日休む暇もないほどパソコンスクールの業務に忙殺された。そして翌年3月、国の施策が終わったとたん売上はたちまち減少した。
 それに対しての対策も充分に立てられないまま、5月ドクターストップがかかり、それから7月の末まで一切、会社業務から遠ざかった。
  そして、8月会社に出社した時に感動したのは、自分の留守の間、会社を守り立て直してくれていた社員の姿だった。
 
3)なくてはならない存在をめざして
そして、とりかかったのが、社員と共に作る会社のミッションと守るべき価値だ。実は3年前から経営指針書は作っていたのだが、すべてそれは私ひとりの自己満足であった。そして、たどりついたのが、会社も社員もなくてはならない存在であるべきだよね。というスタンスだった。そのため、社員一人一人は自分自身の生きる意味ややりたいことを考えてもらいライフプランとキャリアプランを立てた。社員の目標が会社の方向と一致することが大切だ。こういう改革の連続こそが会社も社員もなくてはならない存在になるということなのだと思われる。

 今回の報告では、谷渕氏の生きている意味や、何のために仕事をするのかといった、普段なかなか見直しにくいところに焦点を当てた報告でした。まだ、社員教育塾へご参加されたことのない方、是非ともスポット参加にてご参加ください。お待ちしております。報告/(有)カノークス 藤井 美香

平成15年度 社員共育塾「第5回開催内容」
なぜ働くのか(働くことの意味)を考える
〜会社での自分の役割とは何か〜

安達 俊彦
 氏 (株)ブックオフウィズ 代表取締役

 平成15年11月18日(火)香川産業頭脳化線タービル2F(一般研修室)において、第5回社員共育塾が参加者30名にて開催されました。基調報告のタイトルは、なぜ働くのか(働くことの意味)を考える〜会社での自分の役割とは何か〜と題して、(株)ブックオフウィズ/代表取締役 安達俊彦氏からのご報告を頂きました。

働くことの意味について考えてみよう。
働くことの意味について皆さんと共に考える機会にしたいと思っております。
私どもの会社(株)ブックオフウィズは(株)ブックオフコーポレーションのフランチャイジーの加盟店として香川県で4店舗、大坂で2店舗、岡山県倉敷で1店舗の計7店舗で運営しております。また、子供用品のリサイクルショップ(B・KIDS)として高松と大坂に店舗を構えております。又その他の事業として、リサイクルショップ関係店を数店舗運営を行っております。当社は私くしが39歳の時に創業して5月12日でちょうど10周年になります。創業前は家業の営業をやっておりましたが、人前で話す事があまり好きじゃなかっのでレットー感を持っていました。とにかく、自分の売りたい物を売りたいと思うだけで営業は自分の利益の為にだけとの観念でやっていました。其の頃多田野鉄工の会長に出会って人前でで話しをする事が好きになれないのは、一度、皆の前で恥じを欠けば慣れますよと言われ、それから、多田野会長の話しを聞いて教えられた事は、営業は自分の売りたい物をどうやって売るかだけ。何の為に働くのか、と言う事を聞いてて、仕事をする事で社会に貢献する事が必要ではないかと教えて頂きましたが、その後も営業とし物を売り利益を得るところからの考えから、なかなか脱却出来なかったのですが、或る日、蔵本長治の本に出会い小売業(小売商人)物を売る事で社会貢献出来るのではないかと言う事を教えて頂きました。
それは何かと言うと、小売商人と言うのは、物を売りに行く営業とは違って、お客様にお店に来てもらって必要な物を買って頂く、お客様の為に我々のお店が在るのではないか。すなわち、小売商人の方がもっとお客様の為になり、社会貢献出来るのではないかと言った信念と言うか、心髄と言うか小売商人の精神を蔵本長冶の本から学びました。次に出合った人が長野県で本のチェン店を営んでいた平野社長です。平野社長からは、商いのロマンを教えて頂きました。と言うのは、平野社長のやっているお店は、県庁所在地よりも2時間も3時間も離れた田舎で営々とお店をやりながら、田舎の人の為に本を選んで提供出きる喜びを教えて頂きました。小売業があるから必要な商品がお客様に届くのだ。これもまさしく社会貢献出来る事を平野社長から学びました。平野社長は、後に本を最短でお客様に届く仕組みを作った人です。
 
多田野鉄工の会長、蔵本長冶氏、平野社長氏の影響を受けて(株)ブックオフをスタートさせました。スタートにあたっては、失敗は許されないものですから背水の陣で望みました。

資金もそんなに無かったものですから、人通りの多い場所では大きな看板を掲げてお店の宣伝をしながらフェーストフェーストでお客様に宣伝をし、有線放送、チラシ等で出来る限りの予算を取ってやりました。オープン当日は大変な大雨でしたが幸が通じて大勢のお客様に来て頂きました。オープンして1年間程は、利益は殆んど出なかったのですが、その後、1番印象に残っているのは、2号店オープン時に社員皆でほこりまみれになりながら、本を磨いてオープンさせた事が印象に残っております。それから、CD、ゲーム等が入って来て徐々に売上が上がるようになりました。次に、大坂に店舗を構えてある程度の利益は確保出来るようになった。と言うのも出店した場所が大坂でも市場的に、その場所にたまたま我が社のようなお店が無かったからです。この時商売とは簡単に出来るものだと思い込んでしまいました。ところが(株)フォーユー(ブックマーケット)が栗林に400坪のお店を出店する計画が上がり資金力も小売業のノーハウを十分持っていたフォーユーさんでしたので店舗展開は早かった。そうこうしているうちに、当店の売上が2割も減となり、このままではいけないという思いから社長みずから休みは取らない、お店には毎朝顔お出す、バランスシートのチェック、出店はしない。と心に決めて実戦を行った結果2年後には、ブックマーケットを上回る程の利益を上げる事が出来た。また、新規事業としてコストのあまり掛からないギフトグッズのお店展開をして、そこで勉強した事は、パートさんだけの仕組みでお店運営を行なおうとしたが、結果的に上手く行かなかった。やはり社員がいて会社のオーナーの考えを社員に伝え、お客様に伝えて行く事が不可欠である事が判った。うまく行っている会社は、そこに働いている社員が活力を持っていて、社員が本気でやっている会社が儲かっている会社に成っている。そんな会社が残っていくのではないかと感じております。

その都度その都度変えないで、オーナーの考え方を社員にきちんと伝える事が大事ではないでしょうか。どうやったら本気になってもらえるか。社員がどうやったら活力が出せるかを伝える事が不可欠だと思います。オーナーが働く意味を社員にハッキリ判ってもらえれば、後はオーナーと社員との間は気持ちだけでやって行けるのではないかと思います。案外と待遇条件の良い会社の社員よりは、社長の気持ちが判った小規模の会社の方が社員が本気で働いているのではないでしょうか。オーナーの考え方を社員に伝える為には、会社の理念、社是、社訓が必要になって来るのではないでしょうか。ドラックストアーの社長が言ってた言葉で、本気になってキチガイになってやる人が3人いればその会社は伸びる。東日本ハウスの社長の曰く業績を伸ばす為には社員の内2割の人が本気になってやってくれれば利益が出る会社になれる。その人に合った方法で本気になってもらえればいいのではないか。何の為に働くのかを、又働く為の生きがいを社員に明確に伝える事が必要だと思います。オーナーが働く為の生き甲斐を社員にいかに示せるかがキーポイントだと思います。

多田野鉄工の会長の話ですが、生き甲斐とは人の為に何かをしてあげる事により感じるものだと思います。我が社の役割分担図としては、仕事を実行してくれる人が店長(実務家)ですが、規模が大きくなって来ると組織を創ってくれる人(事務方)が必要になって来るのと又纏め役が必要になる。この組織図がきちんと構築された会社は伸びて行くのではないでしょうか。自分はどの役割になって行きたいのかも合わせて考えて頂いたら、その会社がもっと発展して行くのではないかと思います。社員教育委員長 藤井 賢一

平成15年度 社員共育塾「第6回開催内容」
「人間らしく生きる」
〜人間の生き方を見つめる〜


虫明 恵美子 氏 (株)ブラックスミス 取締役 (岡山同友会理事)


平成十六年一月二十二日(木)一般研修室において第六回社員共育塾が参加者二十七名にて開催されました。第一部基調報告「人間らしく生きる」〜人間の生き方を見つめる〜は、潟uラックスミス/取締役 虫明恵美子氏(岡山同友会/理事)をお迎えしてご報告を頂きました。
当日は非常に風の強い日で瀬戸大橋が渡れるかどうかが心配でしたがその寒い中JRで来て頂き大変感謝致しました。報告内容として虫明氏が同友会活動で学んだ東京大学名誉教授の大田尭先生、中同協/赤石義博会長が語られた事などを参考にお話して頂きました。
 
1.一度しかない人生をどう生きるか?(生きる、暮らしを守る、人間らしく生きるとは)
 
 “人間らしく生きる”という大変重要なことを自分自身の体験を踏まえて受講者にもわかりやすくお話して頂きました。

人間って何だろう? 〇.一ミリの受精卵が、母親から生まれたとき細胞は、赤ちゃんの時は三兆個に、大人になって六十兆個になるそうです。また人間としてその気になって二本足で歩いたのが一四〇〇万年前です。その時から自分が生まれるまでに、子供を生む年齢で計算していくと、そのお母さん、又そのお母さんがいてずーっと計算していくと、五十六万代のお母さんがいて自分がいることになります。ひとは大宇宙の自然の中で生かされている命であります。又人間は毎日毎日の生活の中でいろんなことを瞬間的に物事を選んで生きて来ている。命は自分だけの命ではなくたくさんの人によって引き継がされています。自分の人生をくまなく生きる。その与えられた命を全うすることが大事ではないでしょうか。
 
2.人間らしく生きるためには(生きがい、働き甲斐を見つめる)
 
暮らしを守って生きていかなければならない。その為にも働かなければなりません。どんな思いをもって働くか、やり甲斐を持って働く、職場が楽しい、生きがいを持って働くってどんなことでしょうか。この後のグループ討論でキャッチボールをしてください。
 
3.人はさまざまな違いを認めて支えあって生きていく(能力、性別の違い)
 
人間は自分だけの命ではない、お互い支えあって生きています。人はしょっちゅう失敗をします。一生懸命すればするほど挫折もします。大田先生は“人間はよく忘れるし失敗もするがその中から獲得するものもある。そうしてステップアップするものだ”昔から“失敗は成功の元”とあるように失敗しているうちに成功に近づきます。一方失敗をしているうちに自分の不完全さに気がつき、そのとき初めて相手の身になって考えます。そして自分が好きなことは相手が好きとは限らないし、自分が嫌いなことであっても相手は好きかもしれません。その違いを尊重して認め合うことではないでしょうか、また人間は裸の猿とも言われますが他の動物みたいに生きていくための武器、モグラであれば穴を掘る爪、ヒョウであれば早い脚などはありませんが一四〇〇万年も滅びずに存続してきたのはそれぞれのDNAが違って人格性格も違うことで大自然の中の異変でも克服してきました。また、他の動物にはない文化を持ってきたからだと言われます。言葉、や道具、科学を持ったから、弱い人間が生き延びてきました。事例で学校教育で雪が解けたら何になるとの問いに、水になるという答が正解ですが春になると答えた子がいたそうですがそのような違いも認めてあげる。そのように人間は支えあって生きているということなのです。
 
4.人生を楽しむとは(リフレッシュすることの意味)
 
本物の絵を観たり、芝居を見て、誘いがあれば出来るだけ参加しています。豊かに人生を生きています。趣味が多様でスキー、ハイキング、映画、旅行、琴、能、料理など豊富です。また高校時代は商業科に通い、当時は和文タイプが主流でしたが、英文タイプを学んだお陰で今でも難なくパソコンを使えこなせて良かったと思っています。クラブ活動ではテニスをしましたが女子は少なく明るい間は男子が練習をし、暗くなって初めて女子がほんの少ししか練習がさせてもらえなくて悔しい思いをしました。いずれは自家用のコートも持ちたいと思い続けてやっと十年前に田舎の方に個人でコートを作ることができました。絶対に出来ないような、普通の人が出来ないことでも挑戦して目的に近づければ出来ます。仕事は一生懸命して、休みや仕事の後にも趣味や何かをしてリフレッシュが大切ですね。
 
5.目標へ向かって努力する(更なるステップアップへ)
 
目標に向かってやるときには、発想の転換も大事で、例えば思いもつかぬ事を考えたりするものです。ハッとひらめくことは発想の転換とは違います。時には非常識だなということも考えてみる事も大事です。先日岡山同友会の新春経営講演会で昨年は三八〇名参加でしたが今回は若い青年部の経営者が実行委員になり五〇〇名目標を立てました。見事六〇〇名に達する大幅な達成を成遂げました。一見高すぎる目標かなと思われましたが皆さんの努力で見事六〇〇名の参加を成し遂げました。毎日の仕事にも出来るだけ具体的な目標を持って取り組むことがステップアップにつながると思います。

以上のような報告がありその後各グループに分かれて会社が違う社員さん同士で活発に討論がされその後に感想も含めてグループごとに発表がされました。その後、各社別懇談会にて今回の学びについて経営者と社員さんとが更に学びを深めていきました。

今回始めて香川同友会の社員教育委員会の主催で定期講座として社員共育塾第一期が修了しました。同友会の毎回行われる景況調査アンケートで企業経営の最重要課題に人材育成が上位にあります。今回、特にその要望に答えるべく委員会が開催されたことを充分ご理解頂き、第二回、第三回と継続していけますようご協力をお願い致します。
ワイビー梶@野田 勝利/記

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