平成十六年一月二十二日(木)一般研修室において第六回社員共育塾が参加者二十七名にて開催されました。第一部基調報告「人間らしく生きる」〜人間の生き方を見つめる〜は、潟uラックスミス/取締役 虫明恵美子氏(岡山同友会/理事)をお迎えしてご報告を頂きました。
当日は非常に風の強い日で瀬戸大橋が渡れるかどうかが心配でしたがその寒い中JRで来て頂き大変感謝致しました。報告内容として虫明氏が同友会活動で学んだ東京大学名誉教授の大田尭先生、中同協/赤石義博会長が語られた事などを参考にお話して頂きました。
1.一度しかない人生をどう生きるか?(生きる、暮らしを守る、人間らしく生きるとは)
“人間らしく生きる”という大変重要なことを自分自身の体験を踏まえて受講者にもわかりやすくお話して頂きました。
人間って何だろう? 〇.一ミリの受精卵が、母親から生まれたとき細胞は、赤ちゃんの時は三兆個に、大人になって六十兆個になるそうです。また人間としてその気になって二本足で歩いたのが一四〇〇万年前です。その時から自分が生まれるまでに、子供を生む年齢で計算していくと、そのお母さん、又そのお母さんがいてずーっと計算していくと、五十六万代のお母さんがいて自分がいることになります。ひとは大宇宙の自然の中で生かされている命であります。又人間は毎日毎日の生活の中でいろんなことを瞬間的に物事を選んで生きて来ている。命は自分だけの命ではなくたくさんの人によって引き継がされています。自分の人生をくまなく生きる。その与えられた命を全うすることが大事ではないでしょうか。
2.人間らしく生きるためには(生きがい、働き甲斐を見つめる)
暮らしを守って生きていかなければならない。その為にも働かなければなりません。どんな思いをもって働くか、やり甲斐を持って働く、職場が楽しい、生きがいを持って働くってどんなことでしょうか。この後のグループ討論でキャッチボールをしてください。
3.人はさまざまな違いを認めて支えあって生きていく(能力、性別の違い)
人間は自分だけの命ではない、お互い支えあって生きています。人はしょっちゅう失敗をします。一生懸命すればするほど挫折もします。大田先生は“人間はよく忘れるし失敗もするがその中から獲得するものもある。そうしてステップアップするものだ”昔から“失敗は成功の元”とあるように失敗しているうちに成功に近づきます。一方失敗をしているうちに自分の不完全さに気がつき、そのとき初めて相手の身になって考えます。そして自分が好きなことは相手が好きとは限らないし、自分が嫌いなことであっても相手は好きかもしれません。その違いを尊重して認め合うことではないでしょうか、また人間は裸の猿とも言われますが他の動物みたいに生きていくための武器、モグラであれば穴を掘る爪、ヒョウであれば早い脚などはありませんが一四〇〇万年も滅びずに存続してきたのはそれぞれのDNAが違って人格性格も違うことで大自然の中の異変でも克服してきました。また、他の動物にはない文化を持ってきたからだと言われます。言葉、や道具、科学を持ったから、弱い人間が生き延びてきました。事例で学校教育で雪が解けたら何になるとの問いに、水になるという答が正解ですが春になると答えた子がいたそうですがそのような違いも認めてあげる。そのように人間は支えあって生きているということなのです。
4.人生を楽しむとは(リフレッシュすることの意味)
本物の絵を観たり、芝居を見て、誘いがあれば出来るだけ参加しています。豊かに人生を生きています。趣味が多様でスキー、ハイキング、映画、旅行、琴、能、料理など豊富です。また高校時代は商業科に通い、当時は和文タイプが主流でしたが、英文タイプを学んだお陰で今でも難なくパソコンを使えこなせて良かったと思っています。クラブ活動ではテニスをしましたが女子は少なく明るい間は男子が練習をし、暗くなって初めて女子がほんの少ししか練習がさせてもらえなくて悔しい思いをしました。いずれは自家用のコートも持ちたいと思い続けてやっと十年前に田舎の方に個人でコートを作ることができました。絶対に出来ないような、普通の人が出来ないことでも挑戦して目的に近づければ出来ます。仕事は一生懸命して、休みや仕事の後にも趣味や何かをしてリフレッシュが大切ですね。
5.目標へ向かって努力する(更なるステップアップへ)
目標に向かってやるときには、発想の転換も大事で、例えば思いもつかぬ事を考えたりするものです。ハッとひらめくことは発想の転換とは違います。時には非常識だなということも考えてみる事も大事です。先日岡山同友会の新春経営講演会で昨年は三八〇名参加でしたが今回は若い青年部の経営者が実行委員になり五〇〇名目標を立てました。見事六〇〇名に達する大幅な達成を成遂げました。一見高すぎる目標かなと思われましたが皆さんの努力で見事六〇〇名の参加を成し遂げました。毎日の仕事にも出来るだけ具体的な目標を持って取り組むことがステップアップにつながると思います。
以上のような報告がありその後各グループに分かれて会社が違う社員さん同士で活発に討論がされその後に感想も含めてグループごとに発表がされました。その後、各社別懇談会にて今回の学びについて経営者と社員さんとが更に学びを深めていきました。
今回始めて香川同友会の社員教育委員会の主催で定期講座として社員共育塾第一期が修了しました。同友会の毎回行われる景況調査アンケートで企業経営の最重要課題に人材育成が上位にあります。今回、特にその要望に答えるべく委員会が開催されたことを充分ご理解頂き、第二回、第三回と継続していけますようご協力をお願い致します。ワイビー梶@野田 勝利/記