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幸福の意味

事務局 大森です。今月はいつもより少しだけ早くブログを更新します。

先日、同友会の東讃支部で愛媛同友会の(株)マルブンの眞鍋社長の講演会が行われました。

この講演会は、毎年東かがわ地域の諸団体に声掛けして、地域の課題や地域に根ざした企業づくりを学ぶ例会として開催している講演会です。

(株)マルブンの眞鍋社長は愛媛で数店舗のイタリアンレストランを経営されている方で、昨年の日本で一番大切したい会社の賞を受賞されています。

そんなさすがの経営者だけあって、講演の中身はとても多くの学びがあるものでした。

その中で特に私の中で響いた内容が「幸福」に関しての考え方でした。

同友会でもよくの経営者の方が「社員を幸せにする」「幸せを追求する」と報告の中で言われます。私はいつもその「幸せ」はどういうことなのかな~?と疑問に感じ、どこか腑に落ちないでいました。

そんな中で今回眞鍋社長が言われていたのが「幸福」の意味でした。メチャメチャ勉強している眞鍋社長は「論語」を勉強しているときに「幸福」の意味を再認識されたとのことでした。「幸福」という言葉は「幸」と「福」という同じような意味合いの持つ言葉が重なってできています。しかし「幸」も「福」も実際の意味合いは違うということでした。

「幸」は幸いの原因が自分の中にない、偶然的な、他より与えられたに過ぎない幸いのこと

「福」は原因を自己の中に有する、すなわち、自分の苦心、自分の努力によって勝ち得たる幸いのこと

この話を聞いて今まで自分の中にあったモヤモヤが全て晴れたのを感じました。経営者の皆様はいろいろな「幸せ」を実現するために努力をして企業経営を行ないます=福。しかし、社員さんは良い会社で働くことでその「幸せ」を教授して生活を行ないます=幸。

本当の「幸せ」とは、経営者が努力して「幸せ」を社会や社員さんに提供すると同時に、社員さんも「幸せ」を教授するために努力していくことなんだと気づきました。

経営資源に乏しい中小企業においては経営者も社員さんも「幸」による「幸せ」ではなく「福」による「幸せ」を追求していって欲しいな~と感じました。

この「幸・福」の考え方をインターネットで調べると、安岡正篤さんという陽明学者の方が唱えていたということがわかりました。今度この方の本を読んでみたいと思います。