同友会大学 第23期カリキュラム 2016.7~2016.12

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第1講 時代認識を持って潰れない企業づくり ~自社が元気になれば地域も元気に~

  • 7/22(金)

2016年も波乱万丈の年になっていますが、日本は縮小の時代に変化。このことに対応できるためには、目先の現象に振り回されず、広い視野で情勢・時代認識を正確に捉え、変化に対応できる企業づくりを進めることが大切です。その上で同友会運動の到達点に学べば同友会の三つの目的を総合実践する元気な企業が、元気な地域をつくることになります。全国の実践事例に学び、元気な企業と地域を創りだそう。

講師 : 中小企業家同友会全国協議会 専務幹事 松井 清充

1951年大阪生まれ。1976年大阪同友会事務局に入局、1991年大阪同友会事務局長。2009年中小企業家同友会全国協議会事務局長、2012年から現在中同協専務幹事。(日本でいちばん大切にしたい会社大賞審査委員も)

第2講 エネルギーシフトと新しい地域経済 ~新しい仕事おこし・地域おこし~

  • 8/9(火)

地域で自然エネルギー生産を行うことが地域産業の構造転換につながり、このことは「エネルギーシフト」と言われています。自然エネルギー生産の拡大は、新しい地域経済を構築となります。「エネルギーシフト」を基礎にした地域は、「節約」・「最適」経済なり、「共有経済」を拡大し、小規模・分散型のネットワーク経済を構築していきます。とりわけ、「エネルギーシフト」の主人公である中小企業の活躍で新しい地域おこしが必要です。

講師 : 名城大学 経済学部教授 井内 尚樹

1959年徳島県生まれ、立命館大学大学院経営学研究科博士課程修了。京都経済短期大学を経て、現在、名城大学経済学部産業社会学科教授。

第3講 中小企業を取り巻く経済情勢 ~グローバル化に時代と持続可能な地域循環型経済~

  • 8/25(木)

アベノミクス効果が大々的にマスコミを通じて流布されていますが、地域密着型中小企業にその恩恵は届いていません。中小企業憲章が示しているように持続可能な経済社会の主役は雇用の7割以上を支える中小企業です。グローバル化の下で中小企業を取り巻く経済環境の何が、どのように変わり、中小企業の役割と課題はどこにあるのか、をともに考えましょう。

講師 : 駒澤大学 経済学部教授 吉田 敬一

1949(昭和24)年9月9日大阪市生まれ。同志社大学大学院商学研究科博士課程修了。駒澤大学経済学部教授(経済学博士)、中同協企業環境研究センター座長。中小企業論・地域経済論専攻。主著『中小企業と地域インキュベータ』『転機に立つ中小企業』。1977年第1回中小企業研究奨励賞準賞、1994年中小企業研究奨励賞本賞受賞。

第4講 同友会理念と私たちが目指す「中小企業憲章」

  • 9/9(金)

赤石義博氏は、「同友会運動が中小企業憲章に集約していかなければ、同友会運動そのものがまだまだ本物ではない。」と語りました。では、同友会の究極の目的は何でしょうか。また「そんなに簡単に中小企業が陽の目を見ていく時代にはならない。」とも言っていました。何故でしょうか。共に学び合い、考え合いたいと思います。

講師 : 杉村精工株式会社 代表取締役会長 杉村 征郎

1941年静岡県生まれ。早稲田大学卒業後、杉村精工(株)入社。1973年静岡同友会設立準備に関わる。1984年より2011年まで静岡県異業種交流推進協議会、県産学交流会、しずおか産業創造機構評議員など、行政の中小企業施策や静岡大学・静岡産業大学の非常勤講師、早稲田大学商議員など教育機関、鉄工機械協同組合理事長など企業団体に携わってきた。1994年~2008年静岡同友会代表理事、同友会大学学長を勤めるなど、45年間会社経営、同友会運動と共に歩んできています。

第5講 香川で生まれた希少糖 ~新しいバイオへの挑戦~

  • 9/23(金)

希少糖は香川で生まれ育っている。バイオの21世紀は高分子のDNAと蛋白質が主役である。低分子である希少糖が新しいバイオとしての価値を発揮できるのか。希少糖の誕生からこれまでの挑戦を紹介する。また地方だから生まれた希少糖の特徴と、これからの可能性について考えたい。

講師 : 香川大学 特任教授 何森 健

1943年生 岡山県出身、1965年香川大学農学部卒業、1968年香川大学農学部助手、1988年同教授、2012年~現在(株)希少糖生産技術研究所代表取締役、2016年~現在 香川大学国際希少糖研究教育機構研究顧問

第6講 認知症の人が暮らしやすい地域を創る ~超高齢社会の希望と活力に向けて~

  • 10/14(金)

認知症の人が急増し大きな社会課題になっています。認知症に関して、近年、国の内外で大きなパラダイムシフトが起きており、医療や介護・福祉・教育はもちろん交通、通信、商業、金融、製造、農林水産、観光等あらゆる分野が参画した「認知症になっても暮らしやすい地域創り」が展開されています。映像も見ていただきながら、従来の偏見を払拭し、認知症を試金石として超高齢社会の希望と活力を共に生み出す発想と手がかりをお伝えします。

講師 : 認知症介護研究・研修東京センター 研究部長 永田 久美子

現職・役職:認知症介護研究・研修東京センター・研究部長。新潟県生まれ。千葉大学大学院(看護学)修了。学生時代から認知症の本人と家族が共に安心して自分らしく暮らせるための活動と研究を続ける。東京都老人総合研究所を経て、2000年より現職場。厚生労働省「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」委員等歴任。

第7講 TPP協定でどうなる? ~私たちの暮らし・社会への影響~

  • 10/25(火)

膨大なTPP協定の中身は、農業分野だけでなく、食の安心・安全、地域経済、医療など私たちの暮らしと密接にかかわっています。協定文の全体像とその影響、主権や民主主義への懸念も含めてお話します。

講師 : NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC) 事務局長・理事 内田 聖子

1970年生まれ。アジア太平洋資料センター(PARC)理事・事務局長。慶應義塾大学文学部卒業(専攻は社会学)。出版社勤務などを経て2001年より同センター事務局スタッフとなる。2006年より現職。TPPをはじめとする自由貿易・投資協定のウォッチと調査、政府や国際機関への提言活動、市民キャンペーンなどを行う。TPPウォッチの国際NGOネットワークにも所属し、米国、ニュージーランド、オーストラリア、マレーシアなどの市民社会とともに活動。TPP交渉に関しては、日本が参加する前の2013年3月(シンガポール)、5月(ペルー)での全体交渉会合にNGOとして参加。ステークホルダーとして各国交渉官や市民団体から情報収集を行なう。また日本が交渉参加した2013年7月(マレーシア・コタキナバル)での交渉会合にも参加、日本の各団体・業界団体との連携も行なってきた。2015年7月ハワイ、9月アトランタTPP閣僚会合にもNGOメンバーとして現地に赴き、情報収集とロビイも行なった。「STOP TPP!!官邸前アクション」呼びかけ人、「STOP TPP!!市民アクション(各分野40団体からなるネットワーク)」参加の他、このかん全国各地で講演活動を行う。共著に『徹底解剖 国家戦略特区 私たちの暮らしはどうなる?』(コモンズ)。「ISDSを貿易協定から除外するための国際キャンペーン」にも参画。またTiSA(新サービス貿易協定)のウォッチも行なっている。

第8講 沖縄と同友会と私 ~沖縄問題を同友会運動からどう捉えるか~

  • 11/8(火)

沖縄は、日本全国の歴史とは違う特異な歴史を歩んできました。約500年にわたる琉球国、薩摩の侵入、明治政府による琉球処分(琉球併合)、太平洋戦争での唯一地上戦、27年にわたるアメリカ軍の支配。そして日本復帰。復帰から44年たった現在でも在日米軍基地の74%が沖縄に。基地の存在は、沖縄経済とどうかかわっているか、沖縄同友会は、どのように運動を進めてきたのか、を報告します。

講師 : 沖縄県中小企業家同友会 元専務理事 大城 辰彦

1951年沖縄生まれ、西表島で育つ。沖縄が日本復帰する1年前(1971年)にパスポートで上京。大学卒業後、東京で就職。東京沖縄県人会事務局長を務める。沖縄同友会の創立(1987年10月)にかかわり、翌88年4月に帰沖、事務局長就任。2004年専務理事・事務局長、2009年専務理事、2016年4月退任・退職。

第9講 見えていますか? あなたの会社の未来への道筋 ~着眼大局、着手小局、早期計画~

  • 11/24(木)

中小企業庁は事業承継の形態が多様化し、20年前は親族内承継が9割でしたが、近年は親族外承継が約4割と増加傾向を分析しています。そこで、中小企業基本法等で掲げられた「事業承継の円滑化」を促進し、中小企業・小規模事業者の持続的発展を図る必要がある状況を踏まえ、中小企業・小規模事業者の事業承継を円滑化と持続的発展図るための措置(承継円滑化法)を講じました。そこで、三社三様の承継体験を通して、後継者のために事前に何をしておくべきかを学びます。

講師 : (株)勝矢和裁 会長 勝矢 珠容子

創業者(ご主人)の急な病死により社長就任。社長が急にいなくなっても会社が回るように、と経営計画書作りに力を入れる。2015年3月娘婿へ継承。1998年入会 求人社員教育委員、女性部会担当県理事、支部長、副代表理事を歴任、現在、代表理事。

講師 : アイテレコムサービス 取締役会長 庄司 美登里

社員だったのに、負債に苦しんでいた会社を「私、やります!」と社長就任。社長には器が必要、社員と経営者の考えは同じではいけないと幹部社員に自ら学ぶ場を作る。2015年8月社員へ継承。1996年入会 地区会役員、求人社員教育委員、女性部会担当県理事などを歴任、現在、支部理事。

講師 : (株)タニシ企画印刷 取締役相談役 田河内 秀子

創業者(ご主人)の「もう、会社たたむ」の言葉に「じゃあ、私にちょっとやらせて」と社長に。社員が活躍してくれれば、私でも社長ができる、と組織作りに注力。2014年2月長男へ継承。2008年入会 女性部会幹事、地区会長、支部長などを歴任、現在、副代表理事兼女性部会担当理事。

第10講 これからの世の中を担う人間育成とは? ~経営とは「世の中は信頼に足る」ことを証明する事~

  • 12/9(金)

中小企業が求める人間とは、例えば「自分の頭で考えられる人」「言うべきことを言える人」「課題に正面から取り組める人」つまりは、世の中のあらゆることに見識、見解を持つ人間であり、「世の中は捨てたものではない。世の中は信頼に足る」ことを証明して「世の中を憧れられる社会」に創り上げる人間です。そのためには、自主・自立的にものごとを考え、自らを、まわりを、世の中を肯定的に見ることのできる人間を育てることが、現代の企業の価値と使命だと思います。

講師 : 愛媛県中小企業家同友会 専務理事 鎌田 哲雄

1957年生まれ。27歳の時に愛媛県中小企業家同友会設立のため、1985年1月に『車に布団一式』のみで大阪から来県。同年9月14日に愛媛同友会設立準備に関わる。同友会設立後、事務局長に就任。2013年4月より専務理事に就任。鎌田氏は一千人に及ぶ経営者や企業、そして教育機関や行政機関、報道機関などの地域社会と手を携えて、31年間同友会運動と共に歩んできています。